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平成30年議員全員協議会 名簿 開催日:2018年05月25日
平成30年議員全員協議会 名簿 開催日:2018年05月25日
平成30年議員全員協議会 本文 開催日:2018年05月25日
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  1. 廿日市市議会 2018-05-25
    平成30年議員全員協議会 本文 開催日:2018年05月25日


    取得元: 廿日市市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-24
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   ~~~~~~~○~~~~~~~      開会 午前9時30分 ◯議長 ただいま、出席議員が26名であります。定足数に達しておりますので、これより議員全員協議会を開会いたします。本日の案件は筏津地区公共施設再編基本構想案についてなど2件であります。ここで市長から挨拶があります。 2 ◯市長 皆さんおはようございます。議員全員協議会の開会に当たりましてご挨拶を申し上げます。本日は大変ご多忙のところご参集いただきまして大変ありがとうございます。5月20日に開催しました市政施行30周年記念式典は広島県知事を初め、500名を超える招待者の方にご臨席をいただき、盛会に終えることができました。この式典を契機として、次の30年先、半世紀先を見据え、輝かしい未来を切り開くまちづくりに邁進してまいりますので、ご一同ご協力をいただきますようお願い申し上げます。さて本日の議員全員協議会の案件は筏津地区公共施設再編基本構想案について、宮島口地区市営駐車場等の複合施設の整備についての2件でございます。1点目の筏津地区公共施設再編基本構想案については老朽化が進行する大野筏津地区公共施設について再編整備に係る基本構想案の説明をさせていただきます。2点目の宮島口地区市営駐車場等の複合施設の整備については、宮島口地区市営駐車場等の複合施設を整備するに当たり、整備概要、整備手法、スケジュール等について説明させていただきます。内容につきましては後ほど担当課長から詳しく説明をさせていただきますのでよろしくお願いをいたします。以上、簡単ではございますが、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~   日程第1 筏津地区公共施設再編基本   構想案について 3 ◯議長 日程第1、筏津地区公共施設再編基本構想案についてを題といたします。直ちに当局の説明を求めます。 4 ◯大野支所長 このたび、筏津地区全体の機能のあり方、施設の複合化・多機能化について、基本構想案を取りまとめましたので、ご説明させていただきます。説明につきましては、事前にお配りした本冊の構想案と本冊から内容を一部抜粋したA3横版の資料で説明させていただきます。  それでは、まずA3版の資料をごらんください。最初に、目指す施設像でございます。筏津地区公共施設再編整備に当たっては、これまでの機能と施設ごとに行われていた利用、活動は維持しながらも、新たな機能を付加した施設全体を子育てを応援する施設、「みんなのいくポート」と名づけております。これは、スポーツや遊びを通した楽しい思い出づくりの場や子育てについて学ぶ場、忙しい子育ての中にあっても、ほっとひと息できるくつろぎの場としての環境を提供し、子育て世代子どもたちが集う場として生まれ変わり、幅広い世代に利用され、交流が生まれ、にぎわいのある施設・地区となるようにと思う気持ちを込めたものでございます。このような姿になることにより、お父さんやお母さん、子どもたち、市民のみなさんの笑顔がここから広がり、市の総合計画や総合戦略に掲げる、子どもを健やかで、たくましく育むまち、子育て家庭が安心して暮らせるまち、そして、豊かさと活力あるまちを実現し、いつまでも住み続けたい、住んでみたいまちの実現をできるのではないかと考えました。  本冊の6ページをごらんください。本市の人口の推移でございます。本市の人口は転入超過の傾向がここ数年継続しており、昨年には中国地方において、広島市に次いで第2位の転入超過者数となっております。7ページをごらんください。大野地域における人口の推移でございます。大野地域においても人口は増加傾向にあり、15歳未満人口についても増加しており、下げ止まった平成23年と平成30年を比較すると284人増加し、年少人口比率も0.4ポイント上昇している状況となっております。また、平成27年の国勢調査においても、18歳未満の親族のいる一般世帯は、平成22年と比較すると107世帯の増加となっております。続いて、8ページの表10、9ページの表15、まちづくり市民アンケートをごらんください。赤いアンダーラインの箇所が子育てに関するニーズでございますが、全ての項目が上位に位置しております。9ページ右下にあります、住み続けたい、または、住み続けたいと思うには、どのような施策が重要だと思いますかという問いに対しましては、そのほとんどの項目が子ども・子育てに関することであり、次の10ページにある目指すべきまちのイメージにおいても、子ども・子育てに関する項目が上位に位置しております。こうしたアンケート調査が全てではないにしても、このような、現状や市民のニーズを踏まえ、この筏津地区公共施設再編が市民の活動の場としての役割や、子育てを支え、応援する役割を果たし、市の将来像である豊かさがあるまち、活力のあるまちの実現に寄与するものと考えた次第でございます。  A3資料にお戻りください。施設機能でございます。先ほどの市の将来像の実現のため、次に掲げる8つの機能を持たせていきたいと考えております。1つ目は生涯学習機能でございます。この機能は、現行の市民センターの機能で、これまでの自主活動を維持しながら、市民の幅広いニーズを捉え、より魅力ある事業を展開していこうとするものでございます。これまでのような講座に加えまして、人気講師によるより高度な講座や子育て講座など、学ぶ機会を提供していきたいと考えております。2つ目は、スポーツ機能でございます。これは、体育館の機能で、これまでの体育館を利用した活動に加えまして、子育て家庭や児童生徒にも気軽に利用できるスペース・環境を提供し、幅広い市民の皆さんにご利用していただけるよう、そういった施設にしたいと思っております。3つ目の図書機能でございます。従前の図書サービスに、小さな子ども連れの方や児童・生徒でも気軽に利用できる、子ども図書館のような機能もあわせて整備し、育児本や乳幼児向け図書児童生徒向けの参考図書、さらに、漫画といった子育て世代や児童生徒が利用したくなるような機能配置を進めていきたいと考えております。  ここで、もう一度、本冊11ページ、12ページをごらんください。こちらは、児童・生徒のアンケート調査結果及び子育てサロンで聞き取った結果を掲載しております。今回、基本構想案を策定するに当たり、大野地域の児童・生徒700人にアンケートを実施したほか、子育てサロンにおいて、ヒアリングを実施いたしました。児童・生徒の現在の放課後や休日の過ごし方は、半数以上が自宅や学校で過ごしていますが、希望する過ごし方や場所は、半数以上が公園や公共施設など自宅外で、自由遊びやスポーツ活動を希望しているという結果が得られました。また、会話の中では、自宅外の場所に居場所を求めているが、自由に遊べる場所や居場所が少ないという声も聞かれました。子育てサロンでのヒアリングでは、公共施設は利用しづらいという意見や、子どもの頃から気兼ねない環境で公共施設を利用することができれば、将来の利用者として期待できるのではないかとの声が聞かれました。こうしたことから、スポーツや生涯学習、読書活動、さらに、遊びや集いの場を整え、児童・生徒や親子の居場所やさまざまな活動を応援する施設として整備することで、利用したくなる公共施設としようとするものでございます。  A3資料にお戻りください。これ以降に説明する機能は、新たに配置しようとする機能となります。4つ目の機能として子育て支援機能でございます。主には、子育ての総合的な窓口として子育て支援センターやネウボラを設置し、子育てに関することや子どもの育ちに関することなど、結婚、出産から育児まで、ライフステージに応じた、切れ目のない支援を行い、安心して子育てができる環境づくりを整えていきたいと考えております。また、室内・室外の遊び場として、天候に関わらず遊ぶことのできる空間の提供や子ども連れでも利用したくなる、子育てにやさしい施設として、授乳室やキッズトイレ、離乳食やミルクなどちょっとした温め物ができる簡単キッチン、お母さん、お父さんがひと休みできるカフェコーナーなど、小さな子ども連れでも、くつろぎ、楽しめ、ほっとできる機能を配置していきたいと考えております。5つ目は子ども応援機能でございます。先ほど説明した児童・生徒のアンケート子育てサロンでのヒアリングから、スポーツや生涯学習、読書活動、遊びや集いの場を提供し、児童・生徒の居場所やさまざまな活動を応援する環境を整えたいと思います。6つ目は食育機能でございます。平成30年3月に策定した第2次廿日市市食育推進計画では、現在、整備中の大野学校給食センターを本市の食育推進の拠点として位置づけ、市民センターとの連携による食育に関する情報の発信や学習・実践機会を提供し、市民、家庭、地域などとのつながりを持ちながら、食育を推進していくこととしております。このことから、大野学校給食センターの食育機能と連携しながら、総合的、計画的に食育を推進していくための、ハード面、ソフト面での整備を進めていきたいと考えております。ソフト面では、例えば、幼少期に食べることの楽しさと興味を養い、望ましい食物選択能力を培うための、親子を対象とした簡単料理教室や食育講座、妊娠中の正しい食生活の確立のためのマタニティクッキング、食に関心を持たせるための弁当コンテストなど、幅広い市民を対象とした食の大切さや、子どもたちの生きる力を育んでいく、講座や実習などが考えられます。ハード面では、その実践の場として、調理実習室などの整備を考えております。7つ目は保健機能でございます。保健事業については、現在、大野福祉保健センターで特定健診や乳幼児健診等を実施しています。その内、乳幼児健診や保健指導などの子育てに関連する事業については、生涯学習機能の研修室、スポーツ機能のアリーナなどを活用して実施することが可能であり、ネウボラや子育て支援センター等と連携を図りながら、切れ目のない支援を行っていくことが可能と考えております。最後に8つ目のロビーホール機能でございます。この機能については、現在の市役所の市民ホールをイメージしており、ロビーの機能とホールの機能が兼用でき、市民の活動や児童生徒の発表などの場として活用したいと考えています。このように8つの機能は、これまでの機能や市民活動を維持するとともに、新たな機能を持たせ、より魅力を創出し、幅広い市民の皆さんに利用していただき、愛される施設、地域を目指して、整備を進めていきたいと考えております。次に資料の右側、筏津地区の整備に当たってのゾーニングでございます。図の左下側、紺色破線の丸のエリアは現在、大野福祉保健センターが立地しています。現状において高齢者のデイサービス事業などを展開しており、当面は高齢者福祉ゾーンとして活用していきたいと考えています。そして、この高齢者福祉ゾーンの一部を含む、オレンジ色破線で囲む東側までのエリアを、今回、再編整備するゾーンとして、これまでの文化・スポーツに加え、子育て支援の拠点、また、スポーツを通し健康増進活動の場として、幅広く利用されるよう、子育て・健康・スポーツ文化ゾーンとして位置づけ、魅力ある施設として整備していくエリアとしております。  次に、施設配置イメージの検討でございます。このゾーンに整備していく施設の配置については、その1、その2として、2つのパターンを検討しております。この2つのパターンに共通する部分は、耐震性能の低い、体育館と市民センターを解体し、建てかえ整備することでございます。大きな違いとしましては、その1は、現在の図書館をリニューアルし、活用しますが、その2は、建築後30年が経過する頃に想定される大規模改修は実施せず、施設を廃止・解体し、駐車場を整備することでございます。整備するイメージとしましては、その1のパターンでは、現在の体育館の場所にスポーツ機能を整備、現在の図書館について一定規模を増床し、利用の少ない図書館2Fの研修室や展示室を含めて、図書機能と生涯学習機能を整備するとともに、リビング、ロビーホールを整備し、スポーツ施設とつなぐことで一体施設となるもので、オレンジ色の破線が完成後の一体化イメージでございます。その2のパターンでは、現在の駐車場にスポーツ機能を整備し、生涯学習機能や図書機能、リビング、ロビーホールを一体的に整備するイメージでございます。あわせて、駐車場が不足している現状を踏まえ、両パターンとも高齢者福祉ゾーンの一部を含む範囲で、駐車場を拡充整備するイメージでございます。また、再編整備に当たっては、既存施設の有効活用を含めた施設配置について民間事業者からの提案もいただきながら、魅力ある地区となるよう進めていきたいと考えております。  2枚目をごらんください。ターゲットの設定でございます。大野地域の現状やまちづくり市民アンケート、児童・生徒アンケート子育て世代ヒアリングなど、また、まち・ひと・しごと創生総合戦略において掲げるまち全体で子どもを育て、子育て家族が安心して暮らせるまちをつくるなどから、ターゲット子育て世代・児童生徒と設定しました。また、この世代をターゲットとしたことは、ターゲットが年齢を重ねていくごとに、利用者層が拡がるとともに、子どもが大人になり、子育て世代中高年世代となり、多様な形で再び戻ってくる。こうした全世代へと拡がる利用者サイクルを創出していくことにより、全ての世代が利用するバリアフリー施設になり、幅広い利用者の獲得につながり、結果的に稼働率も高くなり、持続可能な公共施設となっていくことできると考えております。  次に整備の基本的な考え方でございます。1つ目として、安心安全で子育てに優しく、子どもたちを応援する環境、居場所を創出。2つ目として機能集約と一体運営による効率的で将来にわたり持続可能な施設といたしました。これは、公共施設の第一義として、安全でなければならないという認識から、耐震基準を下回る大野市民センター及び大野体育館については、建てかえの方向で進めていくこと。また、大規模改修時期が到来する大野図書館については、ゾーン全体の有効活用の観点から、図書館改修・増築型と図書館廃止型の両面で検討を進めていきたいと考えております。  次に、子育てに優しく、子どもたちを応援する環境、居場所の創出を整えていくため、子育て支援として、ネウボラや子育て支援センター、屋外広場、小さな子どもを連れていても気軽に利用できる授乳室やキッズトイレ子ども図書室、そして、子育て中にあっても、ほっとひと息つき、リラックスできる空間を提供できる喫茶や軽食、カフェなども整備できればと考えております。また、児童・生徒たちが、いつでも、気軽に利用できるフリースペースや予約なしでも利用できるスポーツ空間など、児童生徒の居場所づくりも進めていきたいと考えております。2つ目の考え方である効率的な施設としていくために、これまで、目的別に整備され、運営してきた施設ごとの機能を集約し、一体の施設として整備していきたいと考えております。右上の図、施設の一体化と縮減のイメージをごらんください。これまで、目的に合わせ市民センター、体育館、図書館を整備してきました。このため、併設する施設でありながら、それぞれの施設に、研修室や会議室、ロビー、トイレといった共用部分、事務所など機能が重複しております。  また、運営面においても、施設ごとに職員を配置し、維持管理していることから、全体としてみたときに、非効率的な施設群となっております。今回、3つの施設の一体化により、この重複した機能が集約され、施設全体の延べ床面積の縮減が図られ、効率的な施設へと生まれ変わります。  次に、左ページの下にございます施設の規模の考え方でございます。大きな考え方は、現在の活動をできるだけ維持するという観点でございます。生涯学習機能については、市内の市民センター規模の1,300平米に200平米程度の子ども図書室を併設した規模を考慮し1,500平米程度としております。スポーツ機能については、現在のアリーナや柔剣道場、第2競技場の面積を加えた2,500平米程度。図書機能については、現在の図書館の1階部分の面積に相当する1,300平米程度。子育てリビングと名づけたエリアには、ネウボラや子育て支援センター等子育て支援機能、また、ロビーホール施設事務所等が入る規模として1,000平米程度。そして、より魅力を創出し、利用者を引き付けるための民間提案エリアとして1,000平米程度としており、全体で7,300平米程度の規模を考えているところでございます。
     次に右ページ中ほどの事業手法の検討に当ってでございます。事業手法の検討に当たっての視点として、次の4点を掲げております。公共施設として安全を確保しなければならない点からも、耐震性の低い体育館については、迅速に対応すること。これまでの市民の利用や活動を確保しながら、より活動しやすい環境や市民ニーズを捉えたサービスの提供と施設運営が必要であること。民間ならではの発想でくつろぎの空間を提供していくことができるサービス機能を整え、多くの市民の皆さんに利用いただくことで、持続可能な施設・地区としていくこと。民間のノウハウを活用した、効率的で効果的な施設整備手法や運営手法としたいこと。これらを踏まえ、DBO方式を事業手法とした調査・検討を進めていきたいと考えております。  最後に、全体スケジュールのイメージでございます。このスケジュールは、あくまでも、最短のスケジュールのイメージを示したもので、今年度策定する基本計画の中で検討するPPP・PFI手法導入可能性調査の結果により、変更になることもございます。スケジュール表中の最下欄の体育館をごらんください。耐震性能が低い大野体育館の建てかえ整備を最優先としたスケジュールとしております。現行の体育館については、今年度解体設計、平成31年度に解体工事、平成32年度に建設工事、平成33年度の供用開始予定としております。また、今年度は、本構想をもとに、筏津地区再編に係る基本計画を策定いたします。策定する基本計画で、機能、ゾーニング、事業手法、事業費や運営費、VFM、民間活力の活用に関する導入可能性調査等についても、さらに検討を進めるとともに、基本計画策定プロセスにおいては、地元説明会民間事業者とのサウンディングも予定しているところでございます。本日の説明後、6月定例会において、1)の基本計画策定業務委託料及び2)の体育館の解体設計業務委託料の補正予算について、提案させていただく予定としております。この整備スケジュールについては、体育館の建てかえ整備を迅速に対応する必要があるという認識から、先行して、従来方式により整備するスケジュールとしております。しかしながら、1)の基本計画における導入可能性調査の結果を受け、先行する体育館も合わせて、DBO方式による事業実施が可能な場合には、3)のアドバイザリー契約に必要な予算について、12月議会をめどに、提案させていただきたいとも考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。  最後に、今回、再編しようとする市民センター、体育館、図書館の利用については、一定の利用者数を得ているものの、特定多数の利用者に供されて来たという実情があります。整備後においては、現状で、利用者層の少ない、子育て世代や児童・生徒の利用を促すためにも、子育てを応援する施設として、多機能を有する施設として、広く市民の皆さんに利用され、愛される施設として、整備を進めていきたいと思っております。  以上で、筏津地区公共施設再編基本構想案について説明を終わります。 5 ◯議長 以上で説明は終わりましたのでこれより質疑に入ります。 6 ◯山田議員 数点あるんですが、一つ一つ聞いたほうがよろしいでしょうか。 7 ◯議長 はい。 8 ◯山田議員 じゃあまず、最初の質疑なんですが、今説明していただいたもので、聞いたときには子育てっていうものが非常に頻繁に説明に出てきたんですが、このゾーンの大野地域の将来構想というか、どういった夢を描いてこのようにしていかれるのか、もう少し大きな枠組みで説明いただきたいなと思うんですが。 9 ◯大野支所長 ここの筏津地区再編整備に当たってまた地域全体をどうまちづくりを進めていこうかというご質問であろうかと思いますけども、ご存知のように筏津地区においては大野地域の中心という位置にあります。それと国道、市道そして高速道路のアクセスも大変良い場所で、またJR駅が2つありますけども、大野浦駅、前空駅と、この駅の中心にも位置するという場所で、地域内、地域外、そしてさらに市域外からも利便性の高い地域であると思っております。またおおのハートバスの結節点ともなっておりまして、JRの大量輸送機関を補完する公共施設、公共機関として利便性もこれも高いと思っております。こうした強みを生かしてこの筏津地区でさらに魅力を発信することによりまして、市民の動きを動かしまして、筏津地区の求心力を高めて訪れたくなるような地区にしていきたいと。そしてまた特に大野地域の主な公共施設といたしましては、西の大野西市民センター、現在建設中の大野東市民センターと3館の市民センターという形になりますけども、こうした市民センターともしっかり連携をとりながら、また各市民センターが地域との連携を取りながら地域全体でまちづくりを進めていくというイメージを持っております。そしてこうした筏津地区の利便性の高さ、地域の魅力を生かしまして、地域内外、さらには市外からの流動を生み出してにぎわいと交流を通してこの大野地域、そして廿日市地域のにぎわいと活力をつくり出しまして、住み続けたい、住んでみたいというまちづくりを積極的に進めていきたいと考えております。以上です。 10 ◯山田議員 はい。わかりました。今、大野支所長言われたように、確かにインターも近くって、深江林ヶ原線もあり、また永慶寺川沿いには離合もできる道もあるんですけども、A3資料の右側のその1の図を見てもらったらわかると思うんですが、深江林ヶ原線からこの施設に入ってくる進入路というものは全て離合困難な細い道になっているんですね。ですから要は南北の道はある程度の利便性はあるんですが、縦線が弱いと思うんです。言われるようにこの文化スポーツ、福祉の融合した施設であるということは、例えばスポーツに興味を持っている方がここを訪れたときにはやはり文化にも触れるということで、人がなるべく集まりやすいっていう周辺整備も考えていかなければならないと思うんですよね。それを考えたときに今現在のアクセス形態では少し弱いような気がするんです。というのもハートバスもここには着きますけれども、施設利用者のほとんどは、ハートバスを使用するよりも自家用車を使われる方がほとんどだと思うんですよね。そういった意味で南北の線からこのエリアへ入ってくるアクセスのこともちょっと考えていくべきではないかと思うんですが、その点をいかにお考えでしょうか。 11 ◯建設部長 今後整備されます施設、それから駐車場の配置等をもとに最適な動線を検討しながら拡幅について検討してまいりたいと考えております。 12 ◯山田議員 次の質疑をさせていただきたいと思います。今、図書館、体育館、市民センターっていうものが複合になっているんですけども、ちょっと見て思ったら、福祉ゾーンだけがやっぱりちょっと離れてるんですよね。この福祉ゾーンも一体化するという考え方はなかったんでしょうか。というのが福祉センターのほうも複合化することによってさらに効率化が図れるというふうに考えるんですけども、その点いかがでしょうか。 13 ◯行政経営改革推進課長 現在の福祉センターが立地してるところでございますけれども、こちらについては福祉センター自体が平成2年の建設ということ、約27年ぐらい経っていて、もうそろそろ大規模改修を迎える時期にになってまいります。こちらの施設をちょっと見てみますと、先ほど言いましたように、高齢者のデイサービス機能ということは、民間事業者により果たされているものの、行政機能がまだない状況になっているということ。それと施設自体が公の施設としての効用ということを考えたときにほぼその機能については新しい施設の中へ機能的なものは補完できるのではないかというような考え方が、機能的には今、新しく一体整備をしたいと思っているほうへ寄せていきますけども、ここのエリア自体は少し自由な空間として今後の活用を考えていきたいというような考えでございます。 14 ◯山田議員 最後の質疑になると思います。A3資料の2枚目の全体スケジュールのイメージなんですけれども、理想としては34年度でかなりタイトなスケジュールになると思うんですけれども、もう実際に早ければもう来年度から体育館なんかは解体工事とかに入るわけですよね。市民センター、体育館、図書館いうことで、先ほどDBO方式を活用するということだったんですが、これは市民センター、図書館をDBO、それともこれ一体的に全て包括してDBOを活用していくのか、その点をお聞きしたいと思います。 15 ◯大野支所長 整備の進め方につきましては、先ほどもちょっと触れましたけども、まずは体育館の建てかえ、これが大変急がれてるということで、まずは先行して体育館の解体、そして整備を進めていきたいという流れです。その中で同時に今の導入可能性調査をいたしまして、実際にその体育館を含めたDBO方式でやっていくことができるというような判断が結果が出ましたら、体育館も含めた中でDBOでやっていきたいと。そうでない場合は体育館につきましては従来方式で進めていきながら、まず先行してまずは体育館、市民の安全を守っていくということを先行していきたいと思っております。DBO、導入可能性調査の中で、例えばその後発で市民センター、図書館についてもなかなか民間の活力を活用できないということであれば、その各施設も従来方式にまた戻っていくということも想定しながら、またDBということも念頭に置きながら、2つの視点を持って進めていきたいと思っております。 16 ◯山田議員 私なりの考え方なんですが、予想完成図のことを考えたら、こういった生涯学習機能とスポーツ機能図書機能というものが完成後に一体的なものにならなければならないなあと思うんですよね。ですから、そういった意味で言うと、今言われるようなその安全面というようなものは当然急いでいかなければならないんですけれども、完成後のことも考えていけば、やはり考え方を一つの中でまとめて、そのDBOでやっていくべきだと思うんです。当局からすればかなりきついスケジュールにはなろうかとは思うんですけれども、やはり体育館機能に先に着手しておいて、その図書館、市民センターっていうものだけをDBOっていうんでは、でき上がったときにやはりちょっとイメージと違うような可能性が出てくる懸念があるんですね。小さい事業ではないので、やはり完成したときに一体化が持てる、やはり多機能化と融合、多機能化で全ての施設が融合できるという理想的なものをしていくためにも、タイトなスケジュールにはなるかもしれませんけれども、全体を含めてDBOというものが好ましいという意見をこの場で述べさせていただいて質疑を終わらせていただきます。 17 ◯議長 ほかに質疑はありませんか。 18 ◯高橋議員 まず子育て世代に割と特化して整備していきたいっていうのは私も賛成だし、できたら大野地域だけじゃなくて廿日市地域からも吉和、佐伯からでも、やっぱりあそこへ行けば何か子どもも遊べるよと、そういう意味で整備していただきたいなというふうには思います。それで今、イメージが配置イメージ図に2パターン検討が示してあるんですけども、これは今後どういうふうに絞り込んでいくのか、そこら辺のスケジュールも含めてお伺いをいたします。 19 ◯大野支所長 1つ目の大野地域に限らず利用していただく施設にしていったらどうかということなんですが、当然先ほどもここの地域の山田議員の質問の中に、大野地域全体でどういうまちづくりを目指していくのかという中にもご説明しましたが、道路、要するに自家用車でのアクセスも利便性も高いということで、私たちも大野地域に限らず市域全体、もっと広がれば市域外からもいろんな方々が利用してこの筏津地区に来ていただいて、いろんな交流を進めていただきたいという思いの中で検討してまいりました。それと配置のイメージなんですが、これはあくまで職員の中で考えたイメージということで今作成しております。それで、基本計画の中である程度民間のノウハウを生かした全体像を示していただく中で、当然この配置が変わるという可能性は十分認識をしております。民間のいろんな知識、ノウハウを活用してこの筏津地区が有効に活用できるような提案をいただきたいというところで、現在はいろいろな課題とか既成概念を持ちながら考えた配置ということでございますので、これが即このとおりになるというようなことではないので、ある程度流動性を持って考えております。 20 ◯高橋議員 ちょっとパッて見たときに第1のほうでは子ども図書館エリアとかいうふうに書いてあるけど、2のほうは書いてなかったりしたんで、図書館廃止型のほうにはそういうのが書いてなかったんで、細かいところが。それが随分違うんかなと思ったけど、そうではなくて、いろいろ書いてある子ども図書館についてはAもBも必ず入れていくということでまず確認をしたいんですが。 21 ◯大野支所長 その1につきましては確かに子ども図書館という明記をしておるんですが、その2につきましてはその生涯学習、図書というところの記載がありますが、この図書機能の中にこれまでの従前の図書機能、そして子ども図書館というものを機能を持たせていきたいという考えでございます。 22 ◯高橋議員 私はぜひ子ども図書館を売りにしてほしいなと。そういう意味で図書館いろんなとこにもあるけど、子ども図書館はなかなかないんで、そういう意味ではほかの地域からとか廿日市からでもなかなか下ってくるイメージじゃないけど、わざわざでも行ってみようかなっていうものにしていただければいいなと。そういう意味で図書館機能も大人の機能もいるでしょうけれども、どっちかというと子ども図書館を売りにするようなイメージにしていただければいいかなという思いがちょっと、再度そこら辺の図書館機能についてもう一度お伺いいたします。 23 ◯大野支所長 基本計画そしてサウンディング調査を行っていくということにしておりますけども、その中でどういった図書機能にしていくのかというと、今後住民説明会も含めた中で意見を聞きながら民間のノウハウを生かした、そういった図書機能を持たせていければと思っておりますので、子ども図書を広げるという可能性もあるのではないかと思っておりますが、高橋議員が言われるように、いろんな方々、地域内外からお越しいただくようなメニューをぜひ民間のほうからも提案いただきたいと考えております。 24 ◯高橋議員 私たちの会派で行った武雄の図書館とそれは子ども図書館が併設した、もう1個新しくできていたんですけど、あれは民間を入れてスタバも入ったりして、割といろんな新しい取り組みをされてたんでね、そういうこともぜひ参考にしながら子ども図書室じゃなくて、子ども図書館のね、イメージで私はやっていただけたらと思いますので、ちょっとその点は言っておきます。あとですね、あとは後からにします。またにします。 25 ◯広畑議員 その1とその2の図面のことなんですが、基本的には面積は一緒っていうことで、建物の面積は一緒、機能も一緒っていうことでよろしいんですか。 26 ◯大野支所長 規模につきましては先ほどの説明の中で規模の考え方というところをご説明させていただきましたが、説明した規模でそんなに大きくは変わらないとは思いますが、ただその図書館を活用した整備を進めていくとなれば、図書館の現在の面積がプラスアルファとなるということで、若干のプラスマイナスはあると思いますが、基本的には同規模程度の施設を整備していこうという考え方でございます。 27 ◯広畑議員 大野福祉センター、今ある福祉センターが将来なくなるっていう話を聞いておるんですけども、さっきの次長の話でもそのように聞き取れたんですが、それで間違いないですか。 28 ◯行政経営改革推進課長 大野福祉センターについては大野の地域の方にとっては福祉的な位置づけという思いが強かったんだろうというふうに思っています。そうした中でその機能については新しいほうの施設でも代替が可能であろうという判断の中でこの施設については、今後そこの土地、建物も含めてどのように活用ができるのかいうことを考えていきたいということで、結論から言えば、今の考えで言えば、今の大野福祉センターを行政機能としては廃止をしていきたいというふうに考えております。 29 ◯広畑議員 新しい施設の中に福祉機能も合わせて入れ込むという話を先ほどちょっとされていましたので、そうなんだろうなとは思っております。それでそのことそのものは仕方ないのかなと思わんでもないんですが、問題っていうか、あそこにはホールがありますよね。約400人ぐらい入るホールがあって、そこで大野地域文化ゾーンとして文化の中心でもあったような気がするんですね。大野地域には文化という意味では若干そういったものが今回、今度はなくなりますと、じゃあどこでコンサートやいろんなイベントや発表の場をどこでどう設けてすればいいのかということが、いろいろ市民のほうからも出ておりまして、その辺についてどのようにお考えでしょうか。 30 ◯行政経営改革推進課長 大野地域の文化の発表であったり、活動の場ということだろうと思っています。廿日市というまちを考えたときに、やっぱり機能分担っていう考え方が出てくるんだろうというふうに思っています。そうした中で廿日市にはこの中心地に文化ホールさくらぴあというものが、規模大ホール、小ホールというような機能が備えられていること。あと大野地域においては今、福祉センターの中へ今、300ちょっとぐらい入るようなホール、確かにございますけども、そういった大きい人数が集まるものについては例えばさくらぴあが利用できないかというようなこと、もう少し小さいものについては今、東の市民センターができましたけども、そういったことで代替の機能として果たせないのかといったような観点、それと地域がもう少し小さな単位で、例えば練習の場であったり、ちょっとしたものであれば各個別のそういうトレーニング室のようなものを使うであるとか、今回新しい施設の中にロビーホールといったような機能を設けたいというふうに考えております。そういった中で少し代替できるものがあればそれは分散をして、少し不便にはなるかもわからないですけども、機能分担する中で地域活動を支える施設というようなところでイメージして全体の施設を使うもの、地域の施設として使うもの、そういった使い方で、今後必要ではないか、そういうふうに考えた結果、今福祉センターの大ホールに代わるものについては他の施設で何とか利用していただけないかなというふうに考えております。 31 ◯広畑議員 言っておられることは行革っていうか、中でも理解はできるんですけども、大野地域の住民にとっては今まで大野の中心地としてこの地で発表とかしてきたんですね。スポーツのほうは体育館も建てかえていただけるし図書機能もできるけども、じゃあ中央公民館も含めて西公民館等でいろんなサークルで活躍されたり、大野のカラオケ連合会それからいろんな地域のイベント、市長、副市長も大野福祉センターには何遍も来てもらっていますから、大野地域であそこがどういう位置づけであったかというのはわかると思うんですが、それを我々がさくらぴあの小ホール使ってくださいって言って、到底納得してもらえるようなもんじゃないと思うんですね。今あるホールみたいな大きなものはいらないと思うんですよ。200人、まあ100人とか150人とか200人ぐらいの規模でちゃんとコンサートができるようなものがロビーホールにできるというんであれば、それは一定の文化祭等でも十分対応できるんではないかなという気がするんですけども、これは自分が思うことではございますが、なかなかこう理解、納得できるものではないなと思ったんですが、もう一度何かあれば。 32 ◯大野支所長 ご指摘のことも当然に我々も検討してまいりました。ただ先ほど行革課長が言われたように、しっかりとした、例えば音響設備もしっかりとしたホールが大野地域につくろうとしたときにどうなのかということも確かに議論してまいりました。ただ今回、複合施設をする中で、あくまでもその個別の、練習については当然市民センター機能の中で、当然可能だろうと考えております。それとあと発表の場ということで、例えば市民センターでの自主活動の中でその活動を発表する場、それとあと学校、中学生たちとの発表の場というものは今のロビーホールの中で可能だろうと。また、民間事業者のほうからどういった提案が出るかというのは大変期待するところではありますけども、イメージとしては先ほど言った子育てリビングというのが1,000平米程度見込んでおりまして、その中に例えば事務所等を入れて、ロビーホール的にはイメージとしては500平米から600平米ぐらいの実はイメージを持っております。普段はそこで、例えば子育て支援センターのような機能を持たせながら運用していくという形になりますが、こういった発表の場があるときは、例えばその組み換えをして、ホールとしての活用ができる、ただ音響のほうはそこまで整備はできないと思いますけども、発表の場、市民の方に発表の今までのやってきたことを皆さんに見ていただくという場として、今のリビングの中である程度空間を提供していけば、そういった活動の場の発表にもなるということで、そういったところで正式なホールということはちょっと難しいかなと思いますけれども、そういった場の提供というのは可能だろうと思いますので、そこはまた民間のいろんな提案をいただきながら整備を進めて考えていきたいと思っております。 33 ◯高橋議員 今、広畑議員が言われたように、私もその本当に今あるステージとかそういう発表の機能がこの新しいところでどこでできるんだろうかってすごく不安には思ってます。いろんなところで代替できるんではないかというお話だったんですが、それぞれの市民センター市民センターまつりいうのはそれぞれやられます。ただ、やっぱり今まで中央市民センターというイメージがあったんで、いろんな文化協会もそういう全体、大野全体でやることについてはやっぱり真ん中、位置的にも地理的にも真ん中の地域でやるのが望ましい、まあ駐車場も広いし、体育館もあるしっていうそういうイメージがあったんで、本当に果たしてその今までのこの機能がちゃんと新しいところで果たせるかというのがすごく不安なんですけど、ステージとかそういうのも含めて発表できるようなロビーホールになるんでしょうか。 34 ◯大野支所長 個々具体的なものまで実はまだ検討は今からだと思っております。ただその正式な舞台というのはなかなかイメージしづらいかなとは思っております。ですから例えばイメージとしてはここの市役所の1階の市民ホールのようなイメージを持っていまして、そういった舞台機能が果たせるようなつくりができればなとは思っていますけど、そこはちょっと民間のいろんな提案をお聞きしながら検討を進めてまいりたいとは思っております。 35 ◯高橋議員 代替で東部の新しくできる公民館にはステージもできるんですかね、音響もいいのができるとは聞いてるんですが、なんせ駐車場のことも考えると、なかなかそんな今、中央に大野全体からの集まるほどのその駐車スペースもないだろうし、西もほとんどその駐車スペースもない。なかなか代替にはなるようなイメージにはならないんで、やはりぜひその今、新しくつくられる中で駐車場も広くするっていうふうに、今でも足りないって言われて、広くしたいって言われているんで、それはやっぱり大野全体から集まられることを想定されていると思うんで、そういった施設になるように再度検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 36 ◯行政経営改革推進課長 大変言いにくいことなんですけども、公共施設マネジメントっていう仕事を私やっています。そこの中で再編計画というのを一応つくっていますけども、画一的な、要は廿日市合併いたしました。全市域で持つ施設と地域で持つ施設、必ずこの地域にこういったホールがいるという考え方はこれから20年考えたときにそういった考え方はある意味もうしてはいけないんではないのかなというふうにも思っています。廿日市が一つのまちになってここに小ホール、大ホールございます。大野全部の地域が集まるイベントを必ず大野でしなければならないかっていうのはだんだんだんだん変わってくるのかなというふうにも思います。そうしたときに客席と舞台を設ける市民ホールのようなものを大野に設けることが果たしていいのかどうなのかというようなところ、これ確かに市民の方の声というのはあろうかと思いますが、今回基本計画を策定する中で、当然民間事業者へ対話という形でサウンディングをいたします。そういったことでいうと、やはり市場性の調査ということが必要なんだろうと。どれだけの方が使われるのか、その頻度、維持管理コスト、投資コスト、それが回収できるのか、そういったことも含めて民間事業者へ広くサウンディングをかけたいという中で、最終的な判断をしていきたいということ。現行については、今については利用をさくらぴあでするもの、地域でするものっていうような分けた形で整理ができないのかなというふうな考えでおります。以上でございます。 37 ◯高橋議員 立地適正化計画でも大野の中のあの地域は大野の中心の地域にしたいというような位置づけもありました。そういう意味でね、やっぱりしっかり考えていただきたいということを言っておきます。 38 ◯山田議員 今、高橋議員と広畑議員の質疑を聞きよってふと疑問に思ったんですが、例えば今の大野の体育館一つとったら、空調はない。小学生、中学生、要は子どもが半数以上の団体グループっていうものは減免で無料で使えていますよね。ただじゃあ新しくこの複合化されたものが、今と同じ形態で議論協議をするのか、それともそのサンチェリーのように半額減免というような形で議論、協議するのか。さくらぴあも一緒ですよね。やはり我々がそう、ただ形を説明を受けてもそういった料金形態が変わる・変わらないっていうものがないと、ちょっと今のような深い議論がまだちょっとできないのではないかと思うんです。言うとる意味わかられますかね。例えば体育館今無料で使えているけれども、新しく複合化されると空調も整えますよと。利用料が発生しますけれども、今までは子どもは全てただで使えとったものが半額の減免ということになる可能性もあるんじゃないかなと思うんです。そういったことが前提の議論でないと、なかなか今のようなホールがいるとか、体育館がこれぐらいの規模がほしいとかいうような話にしかならないと思うんですよね。そもそもそこら辺の前提のことをどのように考えられているのかをちょっと聞かせていただきたいと思います。 39 ◯大野支所長 検討していく中で我々が考えてきたことは、あくまでも公共施設という位置づけの整備になると思います。例えば民間、DBO方式になった場合でもサービス購入型ということで考えております。ただ料金につきましては、市域全体の公共施設の使用料の見直し等々を含めた中で、またこの施設をどうしていくのかいうのは今から詰めていきたいと思いますが、基本的にはこれまでの活動等を維持していくという観点であれば、サービスを購入するという形が今のところの検討の中で考えられたことだろうと思っております。 40 ◯中島議員 まず全体のイメージなんですが、規模の考え方で7,300平米というふうになっているんですが、その概要図の説明書で、イメージで縮減効果というふうにこう矢印になっているということで、これ先ほど再配置計画、いろいろと公共施設の40年後、20%削減とかあるんですが、イメージ的にどのぐらいのこの数値でいえば削減にまずなるんでしょうか。まず一つ。 41 ◯大野支所長 今、7,300平米規模ということですね、17%の削減という形で考えています。もう一つ今回は、新たな機能ということでリビングホールと民間の提案エリアいうことで合計2,000平米のプラスアルファ、新たな面積を付け加えるということになりますが、純粋にこれまでの市民センター、体育館、図書館の面積だけでいくと、約4割の削減が図れると。しかしプラスアルファ2,000平米ありますので、結果的には17%程度の削減が図れるということで考えております。 42 ◯中島議員 例えば全体スケジュールイメージで、最短スケジュールで上げていますと。特に平成30年度を見ると、今日の議員全員協議会を初めとして、地元説明会とかあるんですが、例えば地元説明会といった場合はどこまでの地元住民に認知させるのか、地元とはどこまでの範囲を言って、その認知報告とかされるのか。 43 ◯大野支所長 そこの範囲も細かくまた検討する必要がありますが、考えられるとすれば、当然立地する地元、それとあと利用者で合わせて、子どもたちもいろいろお声をいただておりますので、もしそういう機会が取られるんであれば、児童生徒とか子育て世代という形で説明、また意見をお聞きするような機会を設けたらと考えております。 44 ◯中島議員 先ほど高橋議員からもあったんですけど、やっぱりこれ、また胡行革室長ですか、やっぱり大野地域だけという固定概念じゃなくして、廿日市全体の中でするということであれば、広くやっぱり廿日市住民の方にもこういうことがあると、全体に、市域全体ですよ、にやっぱり言って、来る・来ないは別にして、やっぱりその説明会の門戸は広げるべきじゃないかなというのが一つあります。それと実際にこうスケジュールになったときに、例えば体育館などは実際に結構使われている中で、解体時の代替、例えば小学校の体育館の利用促進とか、その辺の対応も今後詰めていかれるでしょうか。 45 ◯スポーツ振興担当課長 現在の体育館を利用されている方につきましては、改めて日を持ちまして、ご説明をし、ただ現在A3の資料にありますスケジュールにつきましては粗いスケジュールになっておりますので、今後基本計画を策定する中で、細かな日にちのスケジュールも決まってくると思いますので、それで日にちが決まりますれば、また閉館といいますか、その閉める時期等も含めご説明したいと思います。利用調整といいますか、代替施設につきましてはこれから近隣の施設を含めましてどうした施設が利用可能かっていうような調査もし、そうしたことを利用者の方々にご案内をし、場合によってはその利用に当たりましての紹介といいますか、そうしたことも含めながら行っていきたいと思っております。基本的には平良の体育館でのことであったり、中央市民センターでの建てかえがありましたけども、そうしたときの代替施設への紹介といいますか、そうしたことを踏襲しながらこの大野体育館の建てかえにつきましても行っていきたいと思っております。 46 ◯中島議員 これターゲットの設定、子育て世代、児童生徒、これはこれでいいんですけども、先般も19、20と市民センターまつりがあった中で、主力はほとんど高齢者の方と。狙いはこれでいいんですけど、あと全体的な表現として、そこを一ひねりしとかないと、なんか高齢者はパーにされたんじゃないかというようなイメージに捉えられかねないんで、そこをちょっと一ひねりしていただければなと思います。 47 ◯行政経営改革推進課長 ターゲットという表現をしてどうかということなんですけども、これまでもご説明しましたとおり、例えば中高年、高齢者を排除してるということではなくて、従前の機能は利用者については保持しつつも、今まで利用されてないところにスポットを当ててというようなことで捉えておりますので、決してそういう意味合いではございませんので、よろしくお願いいたします。 48 ◯栗栖議員 ようやく動き始めて、地元の方は安心しとるんだろうと思うんですが、お金の部分を少し教えてください。ちょっと説明があって聞き漏らしたのかもしれないんですが、このA4の冊子のほうを見ると、20ページから市民センター大野体育館、図書館、建てかえた場合、更新経費とかっていうふうな形で書いてあります。合計したらざっと35億だったんですけども、一番最後のページには起債の関係なんかも書いてあります。多分今からいろんな方式考える中で幅はすごくあるとは思うんですが、実質的に財政負担、最終的には本当に35億なのか、もっとふえるのか、また多分道路の話とかもいろいろあったんで、そうなった場合にどこまで膨らむものなのか。あと起債また社会資本整備総合交付金なんかも措置された場合に実際の持ち出しっていうのがどのぐらいになるというふうに見込んでいるのか、そして中期財政運営方針等の長期の財政計画ですよね、これらに影響がどういうふうになっていくというふうにお考えなのか、ざっとでいいんでお答えください。 49 ◯大野支所長 総事業費ということになりますけども、現在、先ほど栗栖議員が言われた、30億から35億というところだろうと思っていますが、今のところ造成とか外構を含めないというところで試算しますと、その1で約30億、その2で31億程度だろうということで試算しております。これにまたプラスアルファということになろうかと思います。それと持ち出し分がいくらになるかというところは、まだその財源の部分を今現在研究中でございまして、正式に数字をはじいておりませんので、ちょっとこの場ではちょっとなかなかご答弁できないということでご勘弁いただきたいと思います。 50 ◯栗栖議員 一応全協でこういう形で説明をしていただいたら、一応広報のほうに、議会広報のほうにどういう説明があったというのを載せることができるんですよね。この数字を書くか書かないかっていう部分もあるんですけども、やはりこの数字をもし載せた場合に、その35億っていう話がひとり歩きする可能性があったんで、いやそうじゃないんだ、実際これぐらいかかるけど、その分のうちの半分以上は、例えば起債をしても交付税で戻ってくるんですよ。交付金のほうもこれくらい充当できるんで実際の持ち出しはこれくらいで済むんですよっていうのがね、ある程度こっちがほしかったんです。言えないって言われたんですけども。言えないですか、やっぱり。おおむねどれぐらいの負担で納まるっていうふうな形でも言えないですか。 51 ◯大野支所長 一応33ページに記載があります、交付金、起債ということの、これが対象になるだろうと見込んでおります。また不確定要素が多いもので、また正式な数字が出るかどうかは別として、もう一度試算をしてまたご提供していきたいと思うんで、申しわけないですが。 52 ◯栗栖議員 はい、わかりました。一応記事にするかしないかもあるんですけども、とにかく財政負担できるだけ軽く抑えたいっていう言葉だけ最後に言ってもらえますか。 53 ◯大野支所長 ご指摘のありましたように、財源についてあらゆる可能性を検討して、可能な限り財政負担のないように進めていきたいと思いますので、また情報提供していきたいと思います。 54 ◯大畑議員 先ほど2人の議員から出ました、ステージの機能なんですが、今は福祉センターのほうに舞台がありますので、そこでやっておられるいろんな事業ができなくなるということで、代替があると言われましたが、やはりせめてさいき文化センターぐらいのものがないと、今、やっておられること、機能を維持できるというふうに言われましたが、全くできなくなってしまいますので、ロビーみたいなところでできるって言われましたが、まったく同じようなもの、違ってきますので、それは考えていただきたいと思います。福祉センターのほうがまだ続くのであればね、まだなんとかなったかなと思うんですが、将来的にそこもなくなるかもしれないということなので、これはお金の面はあるかと思うんですけれども、大野地域もそれから廿日市市域全体の文化度と関係してきますので、これをなくすということは機能がないということは本当に大きな廿日市市にとって損失ですので、これはもうぜひ考え直していただきたい。いかがでしょうか。 55 ◯行政経営改革推進課長 市民の方、議会の皆さんの声というのは真摯に受けとめていきたいというふうに思っています。基本計画をつくっていきますので、そこの中であらゆる可能性を探りながら、できるだけ市民の願いが叶うような形で再編整備をしていきたいというふうに思っています。基本計画の中でしっかり考えさせていただきたいと思います。 56 ◯大畑議員 今の福祉センターについても、舞台としてはいい舞台だと思うんですが、後ろに給食センターができたがために後ろの普通、舞台として必要なその後ろ側を通って待機できるような増築がもうできなくなったんですよね。舞台、見るほうにとっては舞台としてはいいんですが、使うほうとしては不十分ですので、それでもあれば越したことはないんですが、それがなくなるとなると、これはもう1回こう考え直していただきたいので、今もう答弁同じでしょうから、改めて言いませんけれども、やっぱりね、文化度、ただの箱ですけれども、それ非常に大事だと思うんですよね。使う、それを利用して今後本当に廿日市のために寄与する人らがいっぱいおられると思いますので、ぜひそれは考え直していただきたいと思います。  別のところにいきますが、細かいところなんですが、子育てにターゲットということで、子育てだけじゃないということで、今まで使った人たちも大事にするということですので、それはいいんですけれども、スポーツとかそれから生涯学習、社会教育全体で、壮年層、中年というべきですかね、の利用が少ないということで、そこをふやすというのが市の計画、課題にもなってると思うんですが、その点についてはどうなんでしょうか。それと青少年の利用をどういう利用を考えておられるのか伺います。 57 ◯大野支所長 ただいま大畑議員が言われたように、これまでの利用者、活用されてる方の活動は維持できるような形、特に今利用者層で多いのは高齢者層とあとは家庭婦人の方も多いのですけれども、一番少ないのがターゲットに絞った子育て世代とか児童生徒の部分が少ない。若干、体育館ではスポーツ少年団活動がありますんで、児童生徒の活動もありますけども、まだそこのターゲットをふやすことで利用者もふえるだろうということで今回、子育て、児童生徒ということでターゲット絞らせていただいて進めていきたいというところです。ですから主には一番今空洞化している年代の皆さんに利用していただきたいということで今後も進めていきたいと思っております。以上です。 58 ◯大畑議員 青少年というのは例えば、青年が高校生ですとか、今だったらコンビニにたむろしたりしがちなんですけども、そういう子たちが集まって、自由にこう、話をできたりするような場が中にあると考えてよろしいんですが。 59 ◯大野支所長 済みません、答弁が抜けておりました。申しわけないです。児童生徒の居場所をつくっていきたいということで、今、この構想の中で考えているのは、先ほどご説明もしましたけども、例えばその体育館の中にある程度、フリーで使えるスペースをある程度設けたらどうかとか、あと体育館の外にはなりますけども、例えば具体的に言えば、よく子どもたちが遊ぶスリーオンスリーができるような広場的なものとか、そういったものも構想の中でいろいろご提案いただけないかなとは思っております。それとあとイメージとしては我々もちょっとイメージしたんですが、あいプラザの1階とか3階のほうに高校生とか中学生がよく友達と訪れているということがあります。こういった雰囲気もぜひリビングの1階のロビーあたりにそういった空間を設けて、児童、生徒も集まりやすい、気兼ねなく訪れられるような環境を提供ができればと思っております。 60 ◯大畑議員 その前に私が壮年層といったのは、子育て世代というよりも、子育て世代というとちょっと違うような気がするんですが、今、スポーツ施設とか市民センターを利用していない子育て世代というよりは、というとちょっと違うような気がするんですが、仕事に忙しくて自らが市民センターのいろんなクラブなんかに参加していない方々をもっとふやす、まあスポーツだったり、ふやすというのが市の計画での課題だったと思うんですが、その点についてはどうなんでしょう。子育て世代という枠組みでなくて。 61 ◯大野支所長 そういったところはいろいろなメニューの中で呼び込みができればと思っております。箱物的にはそういった空間があれば、あとはソフトで魅力あるいろんなソフトメニュー、特に民間の事業者の方からいろんな提案があって、説明でもちょっとしたんですけども、例えばその有料講座とかですね、要するに人気のある講師とか例えばスポーツであればトップアスリートの誰かを呼んできてスポーツ教室を開くとか、そういったものも含めて全世代に魅力のあるようなソフトを展開していけば、ある程度大畑議員が言われるような壮年層と言われるんでしょうか、あまり利用されてない方々にも魅力を感じていただければ来るようになるんじゃないかというとこで、ソフト面でこれまでにないような魅力あるメニューをなんとか展開していければとは考えております。 62 ◯大畑議員 その中身になるとちょっと教育委員会のほうの関係かと思いますが、そのA3のほうのゾーニングなんですが、その2でいきますと、図書館廃止型となっています。図書機能は残すということなんですが、図書館というのもその地域にとって非常に重要なところですので、廃止ということになると、機能、蔵書数が少なくなるとかいうようなことになるんでしょうか伺います。 63 ◯大野支所長 規模的には箱物としての規模的には同等規模を、もし建てかえた場合にもある程度整備をしていくという考え方です。ただ先ほどもありましたように、子ども図書館というお声もありましたけども、そこのバランスをどうするかというのはまたいろんな民間の皆さんの提案をいただきながら検討していきたいと思っております。 64 ◯大畑議員 今の図書館、その1もその2もなんですが、図書館の2階は今ちょっとステージ設けるようなこと、会議室にもなっていますが、それは市民センター、その1ですと市民センター機能にするという案ですか。 65 ◯大野支所長 これもまたいろんな提案があるんだろうと思いますけど、今の既存の施設だけで考えれば、2階を市民センター化したらどうかというような考え方でありますが、極端に言えばその図書館、今の1階にありますが、その1階が適切なのかいうところもいろいろ民間のお声を聞きながら整備を進めていきたいと思っております。 66 ◯大畑議員 建物のことについてなんですが、子育て世代、子どもが多く利用するということになりますと、私がいつも言いますシックハウス対策ですよね、化学物質。やっぱりより厳しく建築基準法の基準以上に厳しいものを設ける必要があると思うんですが、お考えを伺います。 67 ◯大野支所長 まだ現段階で事細かにまだ詰めておりませんので、また基本計画、またいろんな民間の提案を受けながらそういったところにも配慮しながらいければとは思っておりますが、現段階ではそこまで細かくはまだ議論はできていないという状況です。 68 ◯大畑議員 最後に、大きな考え方として、子育て世代ターゲットという考え方、ターゲットという、まあ今も言われる、ちょっと誤解を招きやすいと思うんですが、やっぱり文化、スポーツ、社会教育施設としても重要ですので、その点についてはどのように考えておられるのか、文化、体育、社会教育施設としての重要性、それをちゃんと機能として持たせるということについて、できたら教育委員会のほうの担当の方にお願いいたしたいんですが。 69 ◯教育部長 こちらにはやはりもともと体育館ということがございまして、社会体育ということで皆さんたくさん利用いただいているところでございます。私ども、文化・スポーツというのは非常に大切なものだというふうに考えておりますので、こういったことも少しよく考えながら、この基本構想のほうに参画していきたいというふうに考えております。以上です。 70 ◯井上議員 支所長、ちょっとお聞きしたいんですけど、私たち大野町の大野の地域づくりとか、今やはり佐伯の地域づくりとか、地域に根差した地域づくりということで、特色を持ったやり方をしている中で、こういった施設があるというふうに私は認識をしていて、ちょうど大野東小学校は分校ができたときでさえ、1年に1回は東校と西校の子どもたちが交流するということで、私たち歩いて西校まで行って、西校の人たちとスポーツをして、そして中学校で初めて一緒になるという流れで来たんですけども、そういった中で私たちの世代は大野中学校だけの方が多くて、今、いろんな地域で活躍していて、区域も西と東ってちょっと明分化されてきましたけども、私たちの今一番利用している世代っていうのは老人クラブ、女性会にしても1年に1回はそこの市民センターでカラオケ大会で会うとか、そういった現在使っている人たちのニーズっていうところがちょっとこう、今回のこの中で抜けてるんかなというふうに思うんですが、その点だけ一番、筏津地域の中に集まって行きやすいところでやっているという現状がある中で、そういった大野地域、大会はさくらぴあの小ホールでしてくださいって、それはちょっと無理があるんじゃないかなというふうに思うんです。で、今集会所を減らしていくという、メインの集会所とそうじゃない集会所を減らして行って統合していくって中で、公共施設大幅に減っていくと思うんですが、そうは言いながらも含めた中で、今回この福祉センターで250人程度集まって大会を今している状況があるんですが、これがなくなるっていうのは、すごく大野地域づくりという面からしたら、現実的にちょっと会えなくなる場面が多くなるんですが、これについては検討委員会中では話をされた結果ということで、もう全然再考の余地がないんですかね。 71 ◯大野支所長 例えば西校区の子ども、東校区子どもで確かに中学校も分かれてなかなか交流も少なくなったということだろうと思いますが、あの筏津地区でもまだ数は少ないですけれども、中学生・小学生も訪れてきております。先ほどもありました、初期説明しましたけれど、子どもたちもより気軽に来ていただけるような、例えば空間、要するにフリーに使えるスペースとか、予約なしでもスポーツができる空間とかというのも今のところ構想の中で想定しておりますが、そういった中で、子どもたちを引き寄せて、その中で、西校区、東校区の子どもたちの交流も生まれるんだろうというところは、大きく期待しているところです。どうしても今、公共施設になかなか児童生徒が、アンケートにありましたけれどもちょっと使いづらいね、ということがありますんでそういったところを払拭できるように、いつでも来れるような環境、雰囲気を提供してぜひ域内の学生と西校区東校区の子どもたちも交流ができる場を提供はしていきたいとは思っております。それと、どうしてもホールのことはなかなか難しいご質問なんですが、我々が今回基本構想の中で考えたことは、確かに音響施設がしっかりしていれば、いいんだろうと、利用者の方はそのほうが一番いいんだろうと思いますけれども、今回考えたのは、あくまでもロビー、今回の新しいロビーもできるだけ広くとってそこで発表の場として、活用していただくというのが、今回の構想の中での一番の考え方でして、要するに自分たちが、みなさんが活動したものを発表する場、そして見ていただける場がそのロビーの中でできればいいんじゃないかなと、皆さんもその発表の場と聞いていただくという環境があれば日ごろの活動にもやりがいがでるんじゃないかというところで、確かに専門の専用のホールではないんですけれど、そういったスペース、空間はぜひ提供はしていきたいというのが、基本的な考え方で進めてまいりました。 72 ◯議長 ほかに質疑はありませんね。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長 これをもって質疑を終結いたします。ここで休憩いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~      休憩 午前11時00分      開会 午前11時15分   ~~~~~~~○~~~~~~~ 74 ◯議長 休憩前に引き続き会議を開きます。   ~~~~~~~○~~~~~~~   日程第2 宮島口地区市営駐車場等の   複合施設の整備について 75 ◯議長 日程第2、宮島口地区市営駐車場等の複合施設の整備についてを議題といたします。直ちに当局の説明を求めます。 76 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 宮島口地区市営駐車場等の複合施設の整備について説明いたします。  1、宮島口地区整備事業でございます。宮島口地区まちづくり整備計画において、平成32年春の完成を目指す旅客ターミナル及び市営駐車場等の複合施設の整備概要やスケジュール等について説明いたします。県が実施する港湾埋立工事も順調に進んでおります。その埋立地に今年度10月頃から、旅客ターミナルの建設と広電グループの宮島口もみじ本陣の移転工事が始まります。  はじめに、旅客ターミナルでございますが、整備によるまちづくりの展開イメージを示しています。基本機能であるフェリー乗り場として、複数の船舶事業者の集約等により利用者の利便性向上を図ります。そして、地区のシンボル的な施設として、質の高い景観形成を促し、観光案内所、物販施設、多目的スペース、情報センターの付加機能を合わせて整備することで、地域に新たなにぎわいを創出します。付加機能部の4施設につきましては、後ほど、それぞれの活用イメージを説明いたしますが、ターミナルや周辺の公共関連施設を活用し、宮島口を観光交流拠点として、市域全体への波及効果につなげてまいります。  資料の2ページをごらんください。ターミナルの完成イメージでございます。ごらんのように、通常の箱物的な建築ではなく、地域とつながることを意識し、2枚の大らかな屋根の下に、小さなスペースを散在させた開放感のある入れ子構造となっています。また、壁面は、ターミナル内での活動がよく見えるようガラス張りとすることで、観光案内所や物販施設などの存在をアピールし、周辺エリアへの人の流れをつくる設計となっています。資料の最後にA3版でターミナルの平面レイアウトを添付しておりますのでごらんください。下段に書いておりますのが建物1階部分のレイアウト、上段が2階のレイアウトになっております。また、下側が海、桟橋側になっておりまして、上側が道路、ロータリー、JR駅側になっております。ここで黄緑着色部分を運航機能としまして、宮島松大汽船株式会社、JR西日本宮島フェリー株式会社等の切符売場・改札等を配置しています。青色部分が市で整備・運営する付加機能部になっておりまして、1階正面に物販施設と観光案内所、物販施設の2階にイベントステージ等として活用する多目的スペース、そして改札の2階に情報センターを配置しています。また共用部につきましては、1階にトイレ、授乳室、ロッカー・ATM、及び東側に整備するガーデンもみじ本陣の抜けたところになりますが、港湾緑地につながるセンター通路を設けております。2階部分ですけど、情報センターからつながっておりますが、眺望テラスや多目的室、あとは建物管理者や船舶事業者、観光案内所用の事務室を配置しております。  それでは、市の付加機能部の各施設の活用イメージについて説明いたします。資料の3ページにお戻りください。まず観光案内所でございます。宮島に渡る前に観光情報を提供しまして、宮島での観光をより豊かなものにする情報サービスの提供と、宮島から帰ってきたときに、その後の観光に必要な情報を提供する、ビフォア・アフターのインフォメーションをコンセプトとしています。増加する外国人観光客にも常時対応できるよう「カテゴリー2」のサービスレベルで、宮島だけではなく、宮島口・市域・広島・山口など、観光客への広域案内も行うよう考えています。市域の観光施設へのマイクロバスによる送迎受付や地域イベント等の積極的な情報発信も、ここで行いたいと考えています。  資料の4ページをごらんください。次に物販施設でございます。廿日市市が誇るアサリやカキ等の海の幸、ワサビやアワビタケなどの山の幸の特産品をその地域の情報とともに、イートインスペース等をこの中に設け食べていただき、また、お土産等として配送も可能な格好で考えており、位置づけとしましてはコンセプトショップ・アンテナショップをイメージしています。地元商店会やターミナルに併設する広電もみじ本陣との相乗効果がもたらされる内容としながら、地元産品の6次産業化・ブランド化が促進するよう地域の産業振興につなげてまいりたいと考えています。  資料の5ページをごらんください。多目的スペースでございますが、JR駅から県道厳島公園線のシンボル軸の正面となる物販施設2階を活用しております。宮島を含む廿日市のさまざまなプレゼンテーションの場として、イベントステージや展示スペースとして活用し、交流を広げていきたいと考えています。地元商店会や地域住民など多様な主体が、観光客に対してだけではなく、地域の人々に対してもPR等が行われるような交流ステージとしたいと思っております。  資料の6ページをごらんください。情報センターでございます。面積は、7メートル掛け25メートルの広い部屋になっておりまして、約178平米となっています。広さ的にはこの会議室よりも面積は広い格好になっております。利用イメージですけども、常設としまして、市域への波及効果を生み出す観光案内所と連携した観光イベント情報の壁面掲示や、けん玉等工芸品等の展示、市観光関係図書ラウンジの設置などにより、積極的な情報発信ができればというところです。また、地域のまちづくり活動や地域と観光客の交流の場としての利用や、使用料を徴収するレンタルスペースとして、美術品展示や周辺市町のPRイベント等も行います。  資料の7ページをごらんください。以上の4つの付加機能を含むターミナルの建築工事が、広島県の発注により、10月着工、来年度の2月完成予定で実施されます。これらの本体工事に合わせて、市や船舶事業者等がそれぞれ、今年度中に内装設計を行い、来年度後半には、内装工事に入りたいと思っております。もみじ本陣の建設もターミナルと同様に平成32年春の完成を目指しまして、同時期にふくそうして行うことから、県・市・関連事業者で連携しながら円滑に工事が進むよう調整を図ってまいります。  今後の予定でございますが、完成後の建物は、「広島県と廿日市市との間における港湾管理事務の事務委託に関する規約」によりまして、市が運営管理することとなっています。 観光案内所、物販施設等付加機能分を含めた具体的な管理運営方針につきましては、現在、広島県・市関係部局・観光協会等の関係者で調整を行っているところであり、今年度中に方針を固め、改めて説明させていただきます。 以上がターミナルの説明でございます。  続きまして3、宮島口地区市営駐車場等の複合施設の整備について説明いたします。地区における課題としましては、1点目ですが、国道2号の交通容量不足や周辺駐車場の容量不足等によりゴールデンウィークや紅葉期等には大きな渋滞が発生しております。今後、さらに、地区内の道路整備等に伴い既存駐車場の一部が減少することになります。2点目の課題としては、将来のエリアマネジメント構築に向けたまちづくりに係る会議等をする場所がないことです。3点目は、海辺の回遊軸の背後地で、景観上ポテンシャルの高い場所でありながら、宮島を眺めるビュースポットが整備されていないことです。4点目は、県道西側の市営駐車場周辺はにぎわいが乏しく滞在性・回遊性がない状態であることです。これらの課題を解決するためにグランドデザインに示す4つの施策の柱、表にありますように交通円滑化、生活環境の向上、良好な景観形成、にぎわいの創出これら4つの柱に基づき、市営駐車場部に新たに宮島口駐車場等複合施設の整備を行います。  資料の8ページをごらんください。整備の時期ですが、平成32年東京オリンピック・パラリンピックの開催により観光客の増加が見込まれ、また32年後半のアクセス道路整備に伴う広電の軌道駅舎移転時に広電ガーデンの駐車場が大きく減少することから、整備につきましては平成32年3月までに完成させ、駐車容量を確保する必要があります。整備概要ですが、まず駐車場の整備台数の設定につきましてご説明いたします。宮島口の特性としましては、観光ピーク期と平常時の駐車場利用者数の差が激しく、周辺駐車場が全て満車となるのは年間10日から20日程度で、月別の利用台数で見ましても、四、五倍の差がある状況です。地区周辺には、市営駐車場・広電ガーデン・宮島競艇の駐車場のほか、小規模な個人駐車場が多数散在し、合計で普通車約2,000台、観光バスにつきましては約70台分の駐車場がございます。このうち、今後、アクセス道路等の道路整備によりまして、既存の駐車場が約300台分減少する見込みです。  資料の9ページをごらんください。これらの状況を踏まえまして、宮島口駐車場の整備台数は、現況の普通車80台に120台分を加えた200台の立体駐車場としまして、観光バスは引き続き40台を確保するよう努めます。なお、競艇や広電にも協力をいただくことで残り減少分約180台をカバーし、道路整備による300台の減少を現況並みに確保するよう計画しています。また、平成31年度の宮島口駐車場工事や、平成32年度後半からのアクセス道路整備に伴う広電駅舎軌道移設工事期間中には、それぞれの駐車スペースが大きく減少します。そこで、観光バスの駐車場所を確保するため、国道2号深江交差点西に市が保有しています土地を暫定活用し、下の航空写真東側のピンクの部分になりますけど、ここを暫定活用しまして、観光バス15台分の臨時駐車場を整備いたします。臨時駐車場の整備は、来年度からの宮島口駐車場工事に備え、今年度中に整備する必要があるため、国道2号や隣接地へ影響のないよう必要最小限の舗装等工事費約1,900万円を6月市議会の補正予算として提案させていただきたいと考えております。なお、現況の駐車容量を超えるピーク期間の対応はどうしても必要でございまして、国道2号の抜本的な改良等がすぐには進まないことから、引き続き、交通整理員の配置やパークアンドライド等の渋滞対策を行うとともに、今後、国や県等と連携してAIやIoTを活用したソフト対策も視野に効率的な対策を進めてまいります。  資料の10ページをごらんください。複合施設の配置イメージをごらんください。宮島口駐車場として、観光バス40台駐車可能な青空駐車場と普通車200台駐車可能な3階4層程度の立体駐車場を想定しております。駐車場につきましては緑化や高さ設定等、景観にも配慮し、島を眺める展望スペースの配置も検討したいと考えています。次に、にぎわい会議室として活用する会議等スペースや倉庫・トイレ等を備えた木造1階のコミュニティー施設です。この施設につきましてはにぎわいの会議室としての利用が主目的でございますが、道路を挟んで向かいにございます大野1区集会所の集会機能の代用としても利用を考えています。
     資料の11ページをごらんください。複合施設の整備に当たりまして、昨年度から整備手法について検討してまいりました。その結果、市といたしましては、市が自ら設計・工事発注し、維持管理・運営していくのではなく、民間の資金・活力を活用する事業用定期借地権方式、今後「定借」と言わせていただきます。この方式を有利と判断いたしました。表の比較検討内容を説明いたします。定借につきましては、市が駐車台数や整備施設の基本条件など要求水準を設定した上、土地を長期間民間事業に貸し付け、民間が民間の資金により、設計・施行・維持管理・運営を行う手法で、市へは借地料が毎年入ってまいります。ピンクのハッチを掛けた欄でございますが、7つの項目で評価を記載しております。市財政に対する経済性・リスク分担・市人件費への負担につきましては、市直営の場合、一定の駐車料金収入は入るものの、建設費の償還に数十年を要し、施設を所有するリスクや運営管理等の各種事務に伴う人件費も必要であるなど、定借とするほうが市に大きなメリットがあると言えます。続いてコミュニティー施設の設置・管理の点では、まちづくりに資するにぎわい会議室や大野1区集会所の集会機能の代用等、公的関与がある中で、事業者が設置・管理することで、行政の負担が減少する可能性があること。次に、にぎわい施設の設置・管理、景観を生かしたカフェ等の店舗の誘致のことですが、要求水準の範囲内で民間のノウハウを発揮し、選択肢が広がることが期待できます。最後の2つですが、定借の場合の大きな課題と考えております事業者の経営持続力に対する懸念と、事業者に対する地域住民の理解です。長期期間、駐車場事業等複合施設を安定して継続して開設してもらう必要があり、また収益重視ではない地域の状況や風土を理解した運営が望まれます。これらの課題をクリアできる実施主体が見つかり、その合意が得られれば、事業用定期借地権方式を採用いたします。  資料の12ページをごらんください。実施主体の選定に当たりましては、先ほどの課題や宮島口地区の特性を踏まえ、次の6つの事項に対応できる事業者を選定します。1)総合的な交通円滑化調整。宮島口地区の限られた土地の中で、交通結節点として総合的な交通円滑化調整が必要です。2)工事期間中の効率的な運営調整。宮島口駐車場及び広電駅舎軌道移設の工事期間中に駐車スペースが大きく減少する際に、観光バスに重点を置いた効率的な運営調整が必要です。3)渋滞ソフト対策への連携・協力。現在、市が継続実施している交通誘導員の配置等、渋滞ソフト対策への連携・協力が必要です。4)駐車場事業等の継続性・安定性です。行政直営に代わり、20年から30年間の長い期間の貸し付けとして駐車場・コミュニティ施設を運営してもらうため、事業者の継続性・安定性が重要です。5)地元商店会等地域住民の理解、地元商店会等地域住民の理解を得るために収益重視ではない地区と調和した運営が必要です。6)にぎわい・回遊性の向上とエリアマネジメント。宮島口西側のにぎわい・回遊性を向上させる地域の一員としての協働によるエリアマネジメントにつなげることが必要です。以上6点でございます。  市といたしましては、これらの事項に対して、宮島口駐車場と広電駐車場を活用しながら工事期間中も含めた総合的・効率的な運営調整を円滑に行うことが可能であること、また、これまで地域の公共交通を長年にわたり継続して担い、地域の一員として、地元関係者との協働・調和を図ってこられた実績もあることから、広島電鉄株式会社を協議候補者といたしまして、今後、市営駐車場関係者・周辺住民・周辺個人駐車場事業者等にも説明をし、地域の意見も踏まえながら、協議・調整を進めてまいります。  今後の予定でございますが、6月市議会に臨時駐車場工事及び定期借地に向けた準備業務に係る補正予算を提案させていただき、平成31年4月1日の定借開始、平成31年度の事業者による複合施設整備工事を経て、平成32年春の完成に向け進めてまいります。以上で説明を終わります。 77 ◯議長 以上で説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 78 ◯田中議員 今ちょっと大変、我々地元関係者としては非常に感謝もしているし、楽しみにもしているんですけれど、最後にありました、協議候補者広島電鉄株式会社は、この協議は今からされていくんだろうと思いますけれども、ちょっと僕と部長との前提条件が違うんだけど、広島の都市圏域の発展を果たして十分、僕はむしろ阻害されてきたっていうふうな個人的な印象を持っていますけれども、それはそれとして、協議をされていく中で、眞野市長にはぜひ強力な主導権を持って、交渉にあたっていただいて、もちろん立派にやってくれるとは思いますけれども、地元の人が満足できるような協議内容にしていただきたいという考えをもっていますが、答弁難しいとは思いますが、その辺についての考えがお聞きできればお尋ねいたします。 79 ◯市長 去る5月18日に広電、そして地元関係者、市、3者で協議をいたしました。その中で広電の考えも聞き、また商店街等関係者の意見もお聞きしました。広電は非常に力をお持ちでございまして、商店街の意向を十分汲み取っていただいて、事業をお互いにスムーズにしていこうというお願いをいたしました。市としましても、そういった三者が満足できる方向で努力していきたいというように思っております。 80 ◯田中議員 ぜひ広電のためにある宮島じゃないんで、廿日市市、世界、日本のためにあるためにある宮島なんですから、その辺のスタンスを十分明確にしていただいて、交渉をしていただきたいというお願いで申しましたけれども、ちょっと言葉か失礼があったかと思いますけれども。 81 ◯市長 わがまちの代表的な観光地の玄関口であり、日本、世界遺産にもなっている玄関口として、ふさわしいみなとづくりをしたい。第1期工事は2020年3月までには完了するという予定でございますが、それにふさわしい玄関口になるようにしたいというふうに思っております。県とも十分調整しながら、期待に沿える宮島口の第1期工事を終了し、全体のJR宮島口駅からのまちづくりもそれに沿って進めていきたいというように思っております。そういう思いで今後とも取り組んでまいりますので、よろしくお願いをいたします。 82 ◯井上議員 今の市長の言葉を聞いて本当に心強いのですが、今宮島口の商店会の中に広電さんが入ってくださっていますが、大きな企業さんと個人の事業主さんが、一つになって一体となってやっているわけですが、やはり広電さんのほうで、地元の商店街の皆さんの声を聞くといってもなかなか、声を出しにくいところもやっぱり、私の想像なんですが、あるんではないかなというときに、やはり市がそこに立って、例えば桟橋の中で、広電さん、もみじ本陣が出て行ったら全てのお客様が、もみじ本陣だけを通って次に広電の電車に乗って、お帰りになるというふうな流れができてしまうと、商店街にお客様が来ない、ということは、商店街の皆さんは口には出さないので、私がちょうど代弁している感じなんですが、そういった分野についても細かくきちんと中に入っていただいて、商店街と広電が共存できる形をとってほしいというのが願いなんですが、そのあたりの意志を疎通できるような状況っていうのは、今の段階でもあって、こういった形で合意形成の協議候補者が出てきたんだというふうに認識してよろしいですか。 83 ◯市長 このことについては、私も、強い気持ちをもって、先般の3者の話し合いの中で、広電は本当に総合力があるんで、商店街の意志は十分に反映をしてもらいたいということを強く申し入れをいたしました。続きは担当課長からお話しいたします。 84 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 宮島口につきましては、グランドデザインにも示しておりますけれども、回遊性と滞在性というところを、今後も力を入れてまいりたいと思っております。その中で地元商店会につきましても、当然欠かせない存在という中で、今後広電ともしっかり手を取り合って、大きな企業と個人の小さなお店というそれぞれの強みを、相乗効果を出しながら、回遊性を高めるような整備を今回説明いたしました宮島口の駐車場部分も含めて、整備をしてまいりたいと考えております。 85 ◯井上議員 今広電さんの建物の色なんですけれど、廿日市市が景観条例を持つ前のカラーなんですが、やはり宮島口商店会に入っていながら、宮島口の皆さんは、ある程度、宮島の門前まちとしてのカラーとして、茶色とか、こげ茶とか、白とかそういった形の店をつくってきたのですが、広電さんにおいては、もみじの色とかでも少し景観に合わない色だと、私は認識していましたので、今回大きなスペースを持ちますので、そういったあたりで色の調和を桟橋と同じような形でやっていただくとか、そういうところに市のほうでリーダーシップを発揮していただきたいと思いますが。 86 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 景観形成についても和のイメージということで、グランドデザインで示しております。景観形成の勉強会を広電さんもそうですし、地元の方々も含めて本当に熱心に勉強会を開いているところです。今年度には、その勉強会を踏まえて、景観形成ガイドラインのほうの策定を予定しておりまして、今言いました、広電側の建物につきましても、当然地域の一員として、いいまちになるように市からも働きかけてまいります。 87 ◯大崎議員 臨時駐車場についてお伺いしたいのですけれども、宮島口の西の臨時駐車場の場所なんですが、この反対側にホテルもやってくるということで、ちょっとそうじゃなくてもまた渋滞が悪化するのかなと懸念されるのですが、入ってくる方向ですよね、例えば大型バスが広島方面から右折して入ってしまったりとか、逆に出て行くときに、九州方面に行くときに右折して出て行かれたりなんかしたりすると、ちょっと渋滞今であってもひどいのに、もっとひどくなるのかなということが懸念されるのですが、その辺の対策等は大丈夫でしょうか。 88 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 はい、今おっしゃられたように観光バスが臨時駐車場に出入りする際については、全く影響ないとはいいません。台数としては15台ということですので、あくまでも臨時駐車場としまして、近くでお客さんを降ろしまして、こちらへ待機させるっていうことで、頻繁な出入りっていうことはなかろうかと思うので、影響は少ないと考えております。ただし渋滞につきましては、ピーク期につきましては、2号線国道の抜本的な改良等を今後も市として働きかけてまいりたいと考えておりまして、渋滞の中の出入りということで、そこまで影響としては少ないのかなというふうに考えております。 89 ◯大崎議員 ですから、さっきも言ったように反対側にも今度ホテルができてということで、もうダブルで渋滞をする可能性が高くなって、確かに駐車台数は15台かもしれませんけれど、じゃあ延べ何台が出入りするのかって考えたときに僕は決して軽くないと思っているのですが、地域の方にしてみれば、非常に不安がられている部分なので、ホテルだけでもかなり不安を感じられておられるみたいなんですね。さらにこれがくるということですから、ちょっと何らかの安心できるような対策をしていただければなと思うんですけれども、具体的な対策はないんでしょうかね。 90 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 当面、新しくできる際には、今言ったような混乱も見えない部分もあろうかと思いますので、今宮島口周辺でやっております、渋滞のソフト対策とあわせて、誘導員を立てるようなことは考えられようかと思いますので、ルートインのホテルとも調整を、状況を見ながら対応を考えてまいりたいと考えております。 91 ◯林議員 7ページなんですけれど、今後の予定の中で、「広島県、市関係部局、観光協会等の関係者と調整し、今年度中に方針を固めて」ということが書いてあるんですけれども、今宮島口の観光案内所は宮島観光協会が運営しておられるんですけど、今回の物販とか観光案内も含めて、その辺の廿日市の観光協会、廿日市全域に波及効果をもたらすようにしたいということは大きな方向性であるんですけれど、廿日市の観光協会と、宮島観光協会との連携っていうんですかね、それをどのような形でされようとしているのか、お聞きします。 92 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 市の中でも環境産業部とも連携しながら観光協会も宮島、廿日市両者とも今調整を図っているところです。また現地には広電が設置しているJTBの方が詰められている観光案内所もございます。それぞれ今までやってきたことの強みもですね、しっかりいいところを生かしながら今後の体制を現在検討しているところです。言われましたように、宮島だけの案内じゃなく、市域への波及効果ということを、しっかりその辺の案内ができるように、またカテゴリー2という説明をさせていただきましたけれども、宮島口だけではなく広島県内、県周辺につきましてもその効果が及ぶような案内ができればと考えております。 93 ◯林議員 今の件は理解いたしました。宮島口の駐車場の件なんですけれど、今宮島水族館に帰属しているような形になっているのですけれど、今後運営形態が変わってきますんで、その辺がどのようになるのかお聞きします。 94 ◯宮島水族館経営課長 宮島口駐車場につきましては、宮島水族館の附帯施設として現在位置づけております。平成30年度中に水族館の附帯施設としての位置づけを廃止する予定としております。会計につきましても、現在は駐車場使用料つきましては、宮島水族館特別会計の歳入として駐車場使用料、歳出として維持管理費を計上しておりますが、30年度をもちまして、水族館としての予算計上等はなくなる予定でございます。 95 ◯林議員 この駐車場が宮島水族館に帰属しているのは、これまでの過去の経緯があると思うのですけれど、それを踏まえて水族館自身もなかなか今経営的に厳しいと思いますけれども、経営的な視点で、今後どのようなやり方をされようとしているのかお聞きします。 96 ◯宮島水族館経営課長 水族館の安定的な経営を行うためには、入館者をいかに増加させるのか、またその入館者をいかに持続させていくのかということが最も重要なことであるというふうに考えております。宮島水族館につきましては、平成30年度で7年目を迎えております。先ほど議員がおしゃいましたように、リニューアル効果も低下する中で入館者数の減少傾向にあります。こうしたことから、入館者数の増加を目的として、新たなリニューアルを検討しているところでございます。それまでの間につきましては、展示の工夫、効果的な宣伝活動、営業活動によって経営努力に努めたいというふうに考えております。駐車場使用料につきましては、収支計画上、入館料収入以外の収入として駐車場使用料も含まれておりますので、これによりまして料金の低廉化が図られているということもございます。こうしたことを踏まえて、駐車場使用料に対する補填といいますか、そういった部分につきましては、今後内部で調整していきたいというふうに考えております。 97 ◯山田議員 今の関連にもなるんですけれども、もともと宮島水族館の持ちものであった土地がそうでなくなるということは、一般会計のほうで、宮島水族館の土地を買うというふうに理解してよろしいでしょうか。 98 ◯財政課長 まずこのたびの宮島口地区の駐車場整備に伴いまして、一つ今の水族館の特別会計から、一般会計へ会計がえをして、普通財産で整理をするということでございます。その中で、有償と無償の考え方というのがございますけれど、こちらにつきましてはいわゆる地方公益業法が適用される企業会計などについて、これについては原則有償での考えでございます。で、今の一般会計といわゆる宮島水族館の特別会計、こちらについては市の普通会計ということでございまして、歳入歳出こういったものを決算しますと結果的には相殺という形、というようなことから予算執行上の観点というのがございますので、原則無償での整理、というふうに考えております。今おっしゃられたところで一般会計からの買い戻しというような予算の計上は考えておりません。 99 ◯山田議員 ちょっと私そこら辺の法のたてりがちょっと今まだ疎いところなんですけれども、ということは、これまで駐車場の売り上げが宮島水族館に入っていたものが、別に普通会計に入っていても不思議ではないということですか。 100 ◯財政課長 普通会計の使い分けはちょっとあれでしたんですけれども、駐車場の収入については、現時点水族館の設管条例上、附帯施設となっており特別会計で計上しておりますので使用料については、特別会計に歳入されるということでございます。 101 ◯山田議員 もう1点なんですが、コミュニティー施設です。これは1区集会所の集会機能の代用としても利用するということは恐らくその1区集会所がもうここへ移ってくるということだと思うんですけれども、1区集会所の跡地利用というのは、もう構想としては上がっているのでしょうか。 102 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 自治振興部との調整ごとにもなっておりますけれども、地元の大野1区の方々を含めまして、大野支所も一緒になりまして、大野1区集会所の区としてのご要望を聞いております。その中で区としましては、JRより北側のほうへ多くの住民も住まれているところから、つくってほしいというのがご要望で伺っているところです。その中でメイン集会所、サブ集会所という扱いもあるんですけども、今の現況の大野1区集会所については老朽化して耐震性の懸念もあるということから、できるだけ早期に使用を停止したいという思いは、区の思いも市の思いも一致している状況です。その中でにぎわいの会議室として今回整備する中で、これができれば集会機能の代用としても使うことで、できるだけ早期に現1区集会所を解体したいという思いが市の方針であります。解体後につきましては、公園と一体となるオープンなスペースになりますので、当面、先ほど言いました西側の回遊性の大きな種地として、マルシェの開催などイベントでの利用というところができればというふうに考えております。 103 ◯山田議員 今、課長の言われたようなものも全て含めて、やはりここへ立体駐車場が建設されると、やはり人の流れがあそこの通りは今までよりもさらに多くなると思うんですね。ですからにぎわいの幅が広がるということで、かなり現在の1区集会所の跡地の利用価値というものはいろんなものが想定されると思うんです。ですから今の課長さんが言われたようなことも含めて、あわせて跡地をどのようなことで利活用していくかという構想も並行して行っていくべきと思うんですがいかがでしょうか。 104 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 我々としても本当に大きな種地ということになりまして、貴重な南側の土地ということで利用したいと思っています。マルシェ等という話もさせていただきましたけども、今後エリアマネジメントを地区の関係者一体でつくっていただき、そのエリアマネジメントの団体として、その公共空地を有効活用したことを一緒に話をしながら、地元と一緒に検討できればというふうに考えております。 105 ◯山田議員 確かに1区集会所の跡地ということなんで、やっぱり地元の方を抜きにして話をするわけにはいかないとは思うんですけれども、やはりあの地域のにぎわいということを考えるのは1区の住民の方だけではないと思うんですよね。やはり外部の者、または民間企業も全て含めて、1区の方との折り合いをつけながらあそこをどのように利活用していくのかという考え方をされたほうが、あまりにも地域の狭い範囲でどうしていくかというスペースではないと思うんですよ、立地的に。そういった観点もお持ちになって、ぜひ進めていってほしいと思いますがいかがでしょうか。 106 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 はい、ありがとうございます。今後も20年、30年、50年と本当に喜ばれるようなにぎわいが創出されるような施設っていうのは議員おっしゃられるところを目指していきたいと考えておりますので、そういう視点を持って取り組んでまいります。 107 ◯市長 会計の件ですが、佐々木議員はよくご承知で、皆様もご承知をいただいておると思いますが、駐車場用地はだいたい宮島町、合併前の宮島町のものでございます。所有でございます。それを宮島町が水族館の企業会計から15億円の借り入れをしておりました。合併時にそれの取り扱いについて、15億円の返済にその土地を水族館が所有する。それを財源として収入として水族館経営がされております。そういうことも考慮して、これからの在り方について検討したいというように思っておりますので、よろしくお願いします。 108 ◯議長 質疑を予定されておる議員はあと何名おられますか。1人ね。はい、それじゃ続けていきます。 109 ◯高橋議員 臨時駐車場の件なんですけれども、宮島口西の。この臨時駐車場は暫定ということだったんですから、工事が終わったら、また臨時駐車場じゃなくなるということなんですか。どんな位置づけになるんでしょうか。 110 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 この用地ですけども、もともと市のほうで宮島口の渋滞対策に資するために取得している用地でございます。行く行くは2号の拡幅のための用地としてもという思いがありまして、都市計画決定も打たれている状態が現況でございます。ということで利用の制限は当然今の状態でかかっている中で、当面工事中の影響緩和、それから工事後も観光バスの予約状況等が伸びてくることも想定されておりますので、渋滞対策に資するバスの臨時駐車場ということはその状況を見ながら、それから2号の改良っていうところと合わせて見据えながら、引き続きその時点で検討してまいりたいと思っております。 111 ◯高橋議員 臨時駐車場、競艇場の駐車場の一番上のほうの駐車場がありますよね。あそこなんかは割と空いていて、広い駐車場がかなり空いてるんで、私はむしろそこら辺も利用できないのかなという思いはあったんですが、そっちを利用せずにこっちの、今言う利用制限のかかってるところを新たに2,000万近くかけて整備するということに関してちょっとどういう判断でやられるのかお伺いをいたします。 112 ◯宮島口みなとまちづくり推進課長 競艇の駐車場もかなり勾配もある道路を狭い中、踏切を横切って行かなきゃいけない状況がございますので、大型の観光バスが入るのについては周辺の住まれている方々についても、あとバスの通行の安全上からも厳しいのかなと思っております。ということで、バスの臨時駐車場としましてはこの保有地を活用したいと考えております。 113 ◯議長 これをもって質疑を終結いたします。以上をもって本日の案件は全て終了いたしました。これにて議員全員協議会を閉会いたします。   ~~~~~~~○~~~~~~~      開会 午後0時05分 このサイトの全ての著作権は廿日市市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) HATSUKAICHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....